【醗酵ギンネム】ぎんねむとは
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| ギンネム |
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ギンネムまたはギンゴウカン(英名:Leucaenaルシーナまたは、ルキーナ、学名:Leucaena leucocephala de Wit)は、世界中の熱帯・亜熱帯のアルカリ土壌地帯に繁茂しているマメ科の植物です。
本種は帰化植物の一種で原産はメキシコまたは南アフリカともいわれており、沖縄県には1910年(明治43年)にセイロン(現在のスリランカ)より畑の緑 肥用として導入されたようです。1945年(明治20年)以前は緑肥・たきぎなどに利用され県内で広く繁茂することはなかったといわれています。
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しかし、太平洋戦争の敗戦により、沖縄本島は焼土と化しました。そこで土壌流出防止と緑の回復手段として、戦後ハワイ系統のギンネムが導入され、今日では本島の中・南部、本部半島、宮古島、多良間島、石垣島、竹富島などでよく生育しております。
ギンネムの仲間は約600種類あり、樹高1〜2mの低木のタイプから15〜20mに達する高木のタイプまでありバラエティーに富みます。本県のギンネムの 大多数はハワイ在来種タイプで、樹高3〜5m、幹の直径は3〜5cm程度のものが大部分をしめます。本種はフィリピンで「イピルイピル」、タイ国では「カ チン」そしてハワイ諸島では「コア」とよばれています。 |
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| ギンネムの花 |
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フィリピンやタイでは葉をサラダとして用いたり、種を炒ってコーヒーの代わりとして利用されています。又、美食家として知られる中国の女帝西太后もギンネムから作られたお茶を愛飲していたと言われています。
西太后(1835〜1908)希代の美食家。清朝の女帝。西太后は、中国最後の王朝、清朝の事実上の支配者でした。絶大な権力と財力で美食の限りを尽くし た事は有名です。ギンネムは、非常に生命力の強い植物です。その力を自らの体内に取り込もうと西太后が考えたとしても不思議ではありません。 |
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| ギンネムのさや |
ギンネムのさや(熟) |
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ギンネムの特徴をまとめると以下のようになります。
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すぐれたマメ科の牧草であるアルファルファと同程度のタンパク質(約25%)を含み、ビタミンK、カロテン、カルシウム、リン、マグネシウム、カリウムに富む。
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地中深く根ざすギンネムの主根は水分の吸収を調節し、地盤を強化する(土壌流出防止)。
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根を深く下ろすので、熱帯の乾期・亜熱帯の干ばつでも枯れず、生命力が強い。
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根毛に寄生する根粒菌によって荒地を改良し、造林効果がある。
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畑地へ侵入・繁茂すると畑作の障害となる。
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| ギンネムの葉の先端部(拡大) |
ギンネムに含まれているアクを除去する方法は、すでに諸外国で高熱処理や鉄塩添加法などが検討されておりましたが、どれも成分の損失等があり、実用には至りませんでした。
そこで琉球大学農学部・生物資源利用化学研究室の本郷富士弥教授のグループが、乳酸発酵法による研究を行った結果 、抗酸化性が増大し、カルシウムの豊富な健康食品として開発できました。(醗酵ギンネムについて各種の実験動物で給餌試験・安全性試験を行ったところ、 肝・腎・甲状腺などに異常は全く認められませんでした)。またカルシウムなどのミネラルもアップし、嗜好性も大変よくなりました。栄養価の高いおいしい醗 酵ギンネムが誕生したのです。 |

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