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おば〜のム〜チ〜(鬼餅)
むーちー(鬼餅)
今回は、沖縄の年中行事のひとつ、「ムーチー」について話そうね。

 

ムーチーの写真01 これは旧暦12月8日に、もち米、水、黒砂糖を加えたものを月桃(サンニン)の葉で包んで蒸した餅(ムーチー)を仏前に供えて厄払いをする行事でね、特に子供のいる家では、子供の歳の数だけムーチーをひもに結んで、天井(又は壁)につるして、健康を祈願するんだよ

ムーチー写真02
また、年内に子供の生まれた家では初ムーチーを祝い、親類や近所に配ったりもするよ。地域によっては、7日に行うところもあるけど、これは海からくる鬼が、山村より1日早く上陸するからみたいだね。
 
ムーチー(鬼餅)の由来
沖縄の昔話でこういうのがあるよ。むかし、ある村に兄と妹が住んでいた。この兄は歳を重ねるごとに性格、容姿ともに変わってゆき、しまいには家畜や人までも食べる鬼となってしまった。村人からも恐れられていたので、困り果てた妹は、その鬼を退治するためにある方法を思いつく。
石入りの餅を食べた鬼は、こんな硬いものでも妹は食べられるのかと驚く。また、妹が足を開いて座っていると、鬼が妹に「その下の口は何か?」と尋ねたので、妹は「上の口は餅を食べる口、下の口は鬼を食べる口です」と答えたので、鬼はビックリして逃げ、崖から落ちて死んでしまった。これがムーチーの由来と言われているよ。

 

ムーチーの写真03         もち米、水、黒砂糖を加えてこね、平たく長方形に形を整えて、月桃(サンニン)の葉で包んで蒸すと出来上がり。男の子には、力餅といって特別に大きく作ったものを与える。月桃の香りのするこの餅は、葉(カーサ)を使うことから、カーサムーチーとも呼ぶよ。

月桃の葉を利用したその他の沖縄のお菓子
沖縄には、ムーチー以外に、月桃の葉で包んだお菓子があるから、紹介しようね。

 

山城饅頭の写真 山城饅頭店舗の写真  

これも、首里の名物「儀保饅頭」。あんまんをひとまわり大きくしたようなこの饅頭は、1個でもお腹いっぱいになるよ。饅頭の上に「の」の字を書き入れることから、「の饅頭」で親しまれているさ。

 

宜保饅頭の写真 宜保饅頭店舗の写真
 

 
月桃について
月桃は鹿児島県南部から沖縄県、台湾、中国南部を経てインドに分布するショウガ科の植物で、原野に多く生えているさ。

 

月桃の写真 茎の高さは1〜3mになり、花は4〜6月頃に咲き、外面は白に赤線が入っていてきれいだよ。果実は8〜10月頃に赤く熟する。月桃の実を煎じたものは、胃腸薬、痰切り、虫下しとして効果があるよ。また、種子は仁丹の主要原料になる。

ここで飲み方を紹介しようね。沸騰させたお湯(約1.3l)に、月桃の実大さじ5杯、生のマツバ1束(約20g)を入れ、水が半分ほどになるまで煎じたものを1日3回飲む。

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